タイトル

鹿児島から沖縄へ:鹿児島新港を起点とした一大旅路のご紹介

旅行好きの皆様、今回はあまり知られていない旅の形、日本の旅客フェリーをご紹介します。

おすすめのフェリー旅

日本の美しい南端を探索するための旅を始めるなら、奄美・沖縄フェリーターミナル(鹿児島新港フェリーターミナル)』が絶好のスタート地点です。今回はこのフェリーターミナルと、辿ることができる素晴らしい旅路についてご紹介します。

奄美・沖縄フェリーターミナルは、鹿児島中央駅から車で約10分の距離にあります。鹿児島中央駅からは、「ポートライナーバス」が定期的に運行されており、お手頃な運賃で移動することができるので便利です。フェリーターミナルが複数存在する鹿児島新港では、目的地によって乗るべきフェリーが異なりますので、乗り間違いに注意が必要です。

徒歩での乗船は出港1時間前には乗船できるので早めに手続きを済ませましょう。

港での乗船手続きを済ませたら、いよいよ乗船。車両を積み込む際はドライバーと同乗者は別々の乗船になるので事前に確認しておきましょう。船内へ入るとスタッフの方が乗船券を確認し、船室へと案内してくれるので安心して乗船できます。

ここから美しい奄美群島を経由して最終的に沖縄へと向かうフェリーが出発します。ターミナルは現代的な3階建ての建物で、「マルエーフェリー」と「マリックスライン」の2つの主要なフェリー会社が運航しており、以下の航路があります。

鹿児島新港から奄美諸島の名瀬新港、徳之島の亀徳港、沖永良部島の和泊港、与論島の与論港、沖縄県の本部港を経由して那覇港までを航行しています。以前は東京・大阪・神戸から沖縄行の旅客フェリーもありましたが、現在は鹿児島からのみとなりました。

奄美航路では外海を進む航路ならではのダイナミックな景色を楽しめます。水平線から上る朝日や、奄美大島から沖縄へいたる長い航海上で訪れる島々の風景、入出港時のそれぞれの港風情も見所。上り便と下り便、また季節によっても表情を変える景色を、デッキや船窓から楽しみましょう。

奄美群島はその豊かな自然により奄美国立公園として認められています。鹿児島県の南部に位置する島々の総称で、大自然と文化が融合した美しい地域です。ここでは、自然が生み出す絶景から、人々が育んできた伝統文化まで、様々な体験が皆さまを待っています。

まずは、自然の美しさを堪能しましょう。奄美群島は、奄美大島、徳之島、与論島を含む一連の島々から成り立っており、そのどれもが大自然の中にある楽園のような存在です。透き通ったエメラルドグリーンの海に囲まれ、白い砂浜が広がり、島々は豊かな自然に囲まれています。ダイビングやシュノーケリングはもちろん、カヤックやトレッキングも楽しむことができます。


奄美群島はまた、独自の文化を持つ地域でもあります。美しい自然の中で生き抜いてきた人々が育んだ伝統文化と芸能は、見る者すべてを引き込む力があります。特に、奄美大島の民謡「島唄」は、ユネスコの無形文化遺産に登録されており、その深遠な響きを聴くことは訪れた旅人にとっての特別な体験となるでしょう。

また、奄美群島は食文化の宝庫でもあります。新鮮な海の幸や、独特の食材を使った地元料理は、食事が一つの旅の楽しみとなること間違いありません。特に、島豚を使った「黒糖焼酎」や「豚皮酒」は、訪れる人々に強い印象を残すでしょう。

このように、フェリーでの沖縄旅は普通の旅行とは違った特別な時間を提供します。格安航空でサッと移動するのもいいですが、フェリーを使ってきれいな景色を楽しみながら移動する時間も楽しむ旅行も一考に値するでしょう。


次回の沖縄旅行は、ぜひフェリーをご利用して、新たな視点から沖縄の美しさを体験してみてください。


■マリックスライン株式会社:https://marixline.com/

■マルエーフェリー株式会社:https://www.aline-ferry.com/

0コメント

  • 1000 / 1000